東京電力:福島原発ロボット調査中断 ケーブル断線が原因

3・11東日本大震災から6年。
地震で被災した福島第一原発は、地震で送電線用鉄塔が倒壊。外部電源を喪失した他、多くのダメージを負ったと思われる。
電源喪失津波によるものと、東電は主張するが、津波到達前に非常用電源が壊れていたという説もあり、正確には分かっていない。
3月12日に1号機が水素爆発、3月14日午前11時1分に3号機で水素爆発、3月15日午前6時14分頃、4号機の原子炉建屋で水素爆発と、全電源喪失から数時間後には炉心溶融が始まり、事故は拡大していった。
毎日新聞
東京電力福島原発ロボット調査中断 ケーブル断線が原因
2017年03月15日
 東京電力は15日、福島第1原発1号機の原子炉格納容器内部に自走式ロボットを投入する調査で、14日に機材監視用カメラの映像が映らなくなり作業を中断したのは、機材に不要な部品が付いていたためカメラのケーブルが断線したのが原因だったと発表した。16日から数日かけてケーブルを交換した上で、ロボット調査の再開を目指す。
 東電によると、14日に始まったロボット投入の準備作業中、格納容器の外側で調査機材を監視するカメラの映像が映らなくなった。原因を調べたところ、カメラのケーブルを巻き取るドラムと近くの部品がぶつかり、ケーブルに余分な力がかかって断線していたという。
 調査前の機材の改良で、この部品は既に不要とされたが、現場で情報が共有されず付いたままだったという。
 1号機の内部調査は、棒状のロボットを格納容器の貫通部から1階の作業用足場に投入する計画。ロボットはコの字形に変形して走行し、ケーブルにつながった線量計とカメラをつり下げ、圧力容器の土台外側に広がっているとみられる溶け落ちた核燃料(デブリ)の確認を目指している。
 14日から4日間の予定で作業を開始したが、中断された。(共同)
【転載ここまで】
溶融デプリの状態は、まだ分かっていない。
行程表がいう40年で廃炉など、できる可能性はない。