【号外】米軍ヘリ、沖縄で墜落・炎上 東村高江の民間地 乗員は搬送

沖縄タイムス
【号外】米軍ヘリ、沖縄で墜落・炎上 東村高江の民間地 乗員は搬送か
2017年10月11日 19:33
 11日午後5時35分ごろ「東村高江の集落に米軍機が墜落したもよう」と、沖縄県の国頭(くにがみ)地区行政事務組合消防本部に119番通報があった。在沖縄米軍から防衛省に入った連絡によると、米軍の大型輸送ヘリCH53が炎上。乗員が海軍病院に搬送されたという情報もある。
 周辺住民によると、墜落現場は個人所有の民間地で、11日午後6時40分現在、米軍が現場を規制しているという。
 同消防によると、住民のけがや建物被害の報告はない。
 在沖米軍のニコルソン四軍調整官は午後6時ごろ、県の富川盛武副知事に電話し「墜落ではなく、緊急着陸だ」との認識を伝えたという。
 インターネット上では炎と黒煙を巻き上げる動画が上がっている。
 2004年8月には、CH53Dが沖縄国際大学に墜落している。
【転載終了】
毎日新聞
沖縄・東村:米軍大型輸送ヘリ大破炎上 乗員7人けがなし
2017年10月11日
 11日午後5時20分ごろ、米軍の大型輸送ヘリコプターが飛行中に機内から出火し、沖縄県東村高江の米軍北部訓練場付近の民有地に緊急着陸後、大破し炎上した。防衛省などに入った情報によると、炎上したのは、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)所属のヘリCH53で、2004年8月に沖縄国際大(同)に墜落したヘリと同型機。乗員7人は無事で、地元でもけが人は出ていない。
 在沖縄米海兵隊第3遠征軍の報道部は「機体内の火災で北部訓練場外に緊急着陸を強いられた際、通常の訓練を実施していた。けが人はおらず現場へ急行し消火した。(火災などの)原因は調査中」と発表した。
 北部訓練場にはヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)があるが、米軍ヘリが緊急着陸したのは米軍敷地外の民間牧草地だった。県警名護署は、現場から半径300〜400メートルの範囲について安全確保のために立ち入りを規制。住民から事故当時の状況など聞き取りを進めている。
 今後、県警が航空危険行為処罰法違反容疑での立件を念頭に捜査を進めるとみられるが、日米地位協定の付属条項で米軍の「財産」は保障され、本格的な捜査ができるかは不透明だ。
 地位協定の付属条項には米軍の財産について「日本国の当局は捜索、差し押さえ、検証する権利を有しない。ただ、米軍が同意した場合はこの限りではない」と規定し、