核燃料取り出し再延期=3号機プール「18年度中頃」・福島第1―政

1・2号機排気塔は、破断・亀裂箇所が多数。風化が進み、地震・強風で倒壊のおそれがある。取り出し可能な燃料プールからの使用済み核燃料の取り出しは急務のはずだが…。
時事通信
核燃料取り出し再延期=3号機プール「18年度中頃」・福島第1―政府・東電
2017年01月26日 19時47分
 政府と東京電力は26日、福島第1原発3号機の使用済み燃料プールからの核燃料取り出し開始目標時期について、従来の2018年1月を断念し、「18年度中頃」に延期すると発表した。3号機プールの燃料搬出延期は2回目で、想定の甘さが改めて露呈された。
 東電などによると、3号機プールでは放射線量低減の作業や、がれき撤去に使うクレーンなどの機器の不具合によって遅れが発生していた。燃料取り出しの完了時期も未定といい、作業の先行きは見通せない状況が続く。
 3号機プールからの燃料取り出し作業では現在、建屋上部にカバーを設置するための準備が行われている。最終的に設置が完了するのは18年度となるため、取り出し開始時期も同年度中頃へと先送りした。
 3号機プールの核燃料は使用済み514体、未使用52体。当初は15年度上半期に取り出しを始める予定だったが作業が遅れ、政府と東電は15年6月に廃炉工程を見直し、18年1月へ延期すると発表していた。
 3号機では原子炉の核燃料が溶け落ちており、取り出しの難航は確実。事故発生直後の水素爆発によって建屋も大破している。
 15年6月に見直した政府と東電の廃炉工程をめぐっては、放射能汚染水保管用タンクについても、漏れやすい簡易型の使用を16年度早期にやめる予定だったが、代替の溶接型の建造が追い付かず実現を断念している。
【転載終了】
最悪、取り出しが間に合わなかった時の事も、シュミレーションしておく必要があるだろう。

毎日新聞
東電:福島賠償 支援額7078億円追加、政府に申請
2017年01月26日
 東京電力ホールディングスは26日、福島第1原発事故の被害者への賠償や除染作業のため、約7078億円の追加支援を政府に申請したと発表した。支援額の増額申請は10回目で、認定されれば計約8兆1774億円となる。

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