嘘には三種類ある

「嘘には三種類ある。嘘と大嘘、そして統計である。」
There are three kinds of lies: lies, damned lies, and statistics.
ベンジャミン・ディズレーリ

大晦日から、子宮頸がんワクチンについて、調べている。
【朝日デジタル】
『子宮頸がんワクチン問題で「接種と症状の因果関係には言及できない」厚労省まとめる』
2016年12月26日
朝日新聞社提供

という記事がきっかけだったが、これをまとめた研究班の座長が祖父江友孝という男だった。
こいつについては、
「調査結果は不当」＝ワクチン訴訟弁護団−子宮頸がん：時事ドットコム
など、データを恣意的に混ぜ込んで、症状の軽重を無視しようとしていると、批判されている。

祖父江友孝は、疫学の分野で国・厚労省関係の委員を勤めることが多く、ﾌｸｼﾏについてもいろんな所に登場する。それだけ、国などの意向に沿う、使い勝手のいい御用学者といえるだろう。
【院長の独り言
1227.甲状腺ｴｺｰ検査は意味がないと主張した祖父江友孝氏
(いんちょう at 12/03 21:49)
http://onodekita.sblo.jp/article/106154332.html

重松逸造と一緒に原子力委員会の部会で「100ミリシーベルト未満の被曝では、健康影響は出ない」、という研究を取りまとめたりしている。食品中の放射性物質についての暫定基準を決める会議にも、名前が出てくる。

また、アスベスト問題でも、
【神戸新聞NEXT】
クボタ石綿禍　尼崎市が中皮腫データ提供　阪大実態調査に
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201506/0008160743.shtml
という研究を担当しており、全部で、どれだけ掛け持ちしているのか、一つの研究にどのくらいの時間を裂いているのか、疑問になってくるほどだ。
まさに、平成の重松逸造というべき御用学者だろう。