三菱MRJ 納入延期は5度目 見通しの甘さが改めて浮き彫り

トルコ・シノップ原発は採算割れの可能性が高い。
造船事業では、新型推進システムが売りの豪華客船で大赤字。
原発事業では、蒸気発生器の配管が欠陥品で、納入先のサン-オノフレ原発廃炉。9300億円の巨額賠償を請求されている。
三菱航空MRJの開発は、機体の電子機器や配線の設計から見直すという。納入延期は今回で5度目。さらなる延期は受注にも響くし、キャンセルも出かねない。
毎日新聞
納入延期は5度目 見通しの甘さが改めて浮き彫り
2017年1月23日 20時42分(最終更新 1月24日 00時01分)
三菱重工業、18年半ばから20年半ばへ2年延期発表
 三菱重工業は23日、国産初のジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の初納入時期について、従来予定の2018年半ばから20年半ばへ2年延期すると発表した。安全性向上のため、部品の設計見直しなどを迫られたのが理由で、納入延期は5度目となる。受注がキャンセルされる恐れがあるほか、開発費の増大も予想され、国産機開発を巡る同社の見通しの甘さが改めて浮き彫りになった。【竹地広憲、川口雅浩】
 東京都内で同日、記者会見した宮永俊一社長は「最新の安全規制に適合する飛行機として世界で売っていくためには、あと2年はかかる」と釈明した。納入が遅れるのは、操縦かんの動きを伝える「飛行制御システム」など主要部品の配置を変更したことに加え、約2万3000本に上る電気配線全体の設計を見直したためだ。
【引用ここまで】
だが、それでも三菱は「MRJの次世代機の開発を目指す」としており、MRJのセールスが赤字でも航空機の開発を続けるつもりのようだ。
巨額の債務を抱えるフランスの原子力企業アレヴァと提携、原発事業に前のめりの三菱の将来は、東芝並みか、それ以上に暗いのではないか?
東京新聞
川内620ガル、大飯856ガルなのにトルコ400ガル 輸出原発 揺れ小さめ想定
2017年1月8日 朝刊
 日仏合弁会社がトルコ北部で建設を目指しているシノップ原発を巡り、原発を襲う地震の揺れ想定は最大加速度四〇〇ガル程度と、日本側が小さめに評価していたことが七日、原発立地の調査関係者への取材で分かった。
 日本の原発よりも小さく見積もられ、国内なら原発規制基準を満たさない可能性が高い。
【引用ここまで】
政情不安でテロの危険も高いトルコ。巨大地震の可能性がある地域で、耐震偽装原発