福島原発2号機:溶融燃料か、取り出しは至難

まだ、溶融デプリだとは、特定できていない。
メルトダウンした燃料>「回収できません。絵に描いた餅です
【ラジオフォーラム】
http://www.rafjp.org/koidejournal/no27/
メルトダウンの後始末は?「溶け落ちた燃料というのは、そんなものを取り出すことはできないのです」〜第27回小出裕章ジャーナル
聞き手
今西憲之(ジャーナリスト)、広瀬隆さん(作家)
ラジオ放送日
2013年7月13日〜19日
第27回小出裕章ジャーナル
今西:
福島第一原発廃炉作業が進んでいますが、6月27日に廃炉の工程表を改定したと公表しました。最大の関門である、1、2、3号機の溶け落ちた燃料棒、要するにメルトダウンした燃料ですね、その回収を1、2号機は従来より1年半早い2020年度前半に始めるという内容でした。順調に進んでいるのかな?とも思うのですが、小出さんはどのようにお考えでしょうか?
小出さん:
(うまく)いきません。残念ながら。まったく、絵に描いた餅です。
広瀬さん:
まず、あり得ないですね。そんなことは無理です。
(引用ここまで)


毎日新聞
福島原発2号機:溶融燃料か、取り出しは至難
2017年01月30日
 東京電力が福島第1原発2号機で実施していた内部調査で、溶融燃料の可能性がある黒や褐色の堆積(たいせき)物が30日、初めて映像で確認された。事故からまもなく6年が経過する中、今後の廃炉作業に向けた重要なデータが得られる可能性がある。しかし30日に公開された映像では、堆積物が格子状の足場などに広範囲にこびりついて固まっている様子がとらえられており、今後の取り出し作業の難しさを浮き彫りにした。【柳楽未来、酒造唯、曽根田和久】
◇汚染水の元凶、高線量
 「溶融燃料が映っているとすれば、人類の誰もやったことのない廃炉作業にチャレンジするうえでの大きな一歩。今後の取り出し作業の大きなヒントになるのではないか」。東電福島復興本社の石崎芳行代表は30日、福島市内での記者会見でこう述べた。
 事故当時、2号機には548体分(計約164トン)の核燃料があったが、2011年3月の事故で炉心を冷やす電源を失ったために溶け落ち、一部は圧力容器を突き抜けて格納容器下部で冷えて固まったとみられる。炉心は事故当時2000度以上に達し、核燃料を含む炉内の金属が溶け出した。
【転載ここまで】