福島2号機:原子炉直下、到達せず…ロボ調査断念

予定から1年半遅れ、東芝と技術研究組合「国際廃炉研究開発機構(IRID)が開発したサソリ型ロボットは、原発内部調査の切り札と言われていた。
だが、2号機に投入されたサソリ型ロボットは、5メートルの予定が2メートルで立ち往生。回収も断念し、ロボットはルートをふさぐ障害物になっただけ。
毎日新聞
福島2号機:原子炉直下、到達せず…ロボ調査断念
2017年02月16日
 東京電力は16日、福島第1原発2号機の原子炉格納容器内部の調査のため、自走式のサソリ型ロボットを投入したが、目標だった原子炉圧力容器真下まで到達できず続行を断念した。東電は今後の調査方法を検討する。
 東電は同日午前7時50分に、格納容器の貫通口からロボットを投入。既存のレール(長さ7.2メートル)を経由し、圧力容器真下の作業用足場(直径5メートル)で調査する計画だったが、左側の走行用ベルトが動かなくなり、同午後3時過ぎにロボットの接続ケーブルを切断して調査を打ち切った。走行距離は2メートル余りだった。
 レール上には、焼け焦げたケーブルのカバーなどの堆積(たいせき)物がこびりついており、ロボットの走行の支障になったとみられる。ロボットのカメラは積算1000シーベルトまで耐えられる設計。線量計や温度計なども搭載し、レール上で最大毎時210シーベルト、16.5度を計測した。
 2号機では、パイプに取り付けたカメラなどでの調査の結果、内部の線量は最大毎時650シーベルト(推定)あり、作業用足場には溶融燃料とみられる堆積物や、穴などの損傷が見つかった。【柳楽未来】
【転載終了】
作業員の被曝量はどれくらいだったのか?高線量下で使用したロボットは汚染されているだろうから、回収・再利用できるのか?難しいと思う。今後、新たに開発されるロボットも、数億円を使い捨てていくことになるだろう。
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