柏崎刈羽:免震棟強度に疑問 東電「震度7では使わない」

新潟県知事選挙の結果次第では、この問題は握りつぶされていたかもしれない。柏崎刈羽原発の重要免震棟の強度に疑問なら、再稼働は不可能だろう。
毎日新聞
柏崎刈羽:免震棟強度に疑問 東電「震度7では使わない」
2017年02月15日
 東京電力柏崎刈羽原発で事故対策の拠点と位置付けられてきた「免震重要棟」の耐震性が問い直される事態になった。東電は14日、原子力規制委員会の安全審査会合で、「想定している強い揺れ(基準地震動)8種類のどれが原発を襲っても、免震重要棟は使えなくなると予想される」との分析結果を公表。震度7では使わないとした。基準地震動より弱い揺れでも使えなくなる可能性も指摘された。
 東電がこの分析をしたのは2014年だが、規制委への報告は今月10日。規制委は14日の会合で、実際にどこまでの揺れに耐えられるのか▽規制委への連絡が遅れた経緯−−などを今後、詳しく説明するよう指示した。
 東電はこれまで、同原発で事故が起きた際には、同棟や、5号機に設ける別の事故対策拠点で対応するとしてきた。しかし同棟の強度があいまいになったことで、十分な事故対応や職員らの被ばくへの懸念が生じており、規制委は今後の審査で確認し直す方針だ。
 東電は従来、13年の簡易な分析結果に基づき、基準地震動8種のうち5〜6種で破損の心配があるとし、14年の厳しい分析結果は公表していなかった。【高木昭午】
【転載終了】
防潮堤が液状化するという問題はどうなったのか?
東京新聞
柏崎刈羽原発 防潮堤が液状化の恐れ 地震対策見直し 審査遅れ必至
2016年10月18日 朝刊
 東京電力柏崎刈羽原発新潟県)の防潮堤の一部が、地震発生時に液状化し想定する津波を防げない恐れがあることが分かり、東電は重大事故発生時の対応拠点の場所を変えるなど対策を進める。原子力規制委員会が6、7号機で行っている新規制基準の適合審査は大幅に遅れる見込みだ。
【引用ここまで】
【産経ニュース】
柏崎刈羽原発で不適切なケーブル敷設2500本 2016年2月1日
柏崎刈羽の再稼働ありきで作られていた、東電の再建策は実現不可能だ。
過酷事故の可能性は排除できず、原発に金をつぎ込むほど、赤字が増えるだけ。
毎日新聞
東芝:解体の危機 相次ぐ優良事業の切り売り
東芝:東証2部降格へ 半導体株売却を先送り
原発輸出を国策としているアベノミクスに付き合った結果だ。