甲状腺がん190人〜公表データ以外の把握、検討へ 〜OurPlanet-TV

経過観察とされ、一般保険診療でがんと診断された患者は、統計に含まれない。福島県以外でも小児甲状腺がんは多発。
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甲状腺がん190人〜公表データ以外の把握、検討へ
投稿日時: 土, 06/03/2017 - 22:34
記者会見(データに含まれていない症例把握について活発に質問が飛んだ)

東京電力福島第一原発事故後、福島県が実施している「県民健康調査」の検討委員会が5日、開催され、事故当時18歳以下だった福島県民38万人に実施している甲状腺検査の新たなデータが公表でされた。それによると、2巡目の検査で、悪性または悪性疑いと診断された子どもは、前回の69人より2人増え71人となった。また3巡目の結果も公表され、4人が悪性または悪性疑いと診断された。1巡目から3巡目をあわせた数は、甲状腺がんの悪性または悪性疑いが191人。手術を終えた人は7人増え、1人をのぞく152人が甲状腺がんと確定した。
 
「経過観察」の症例把握の方法を検討へ
福島県甲状腺検査をめぐっては、2次検査の時点ですぐに穿刺細胞診を実施せず、「経過」となった子どもが、その後、甲状腺がんと診断された場合、検討委員会へ公表しているデータには含まれないことが、今年3月に発覚。県の担当者は会議の中で、「検査後の経過観察の中でがんが判明した場合などは追跡が困難であり、個人の情報の問題もあり、報告していなかった」と説明した。
 これに対して委員からは批判が殺到。甲状腺専門医の清水一雄委員は、「根拠のないデータに基づいて検討しなければ、この検討委員会の議論は空論になる。事実がわからなければ、何のために検査をしているかわからない」と指摘。(後略)【転載ここまで】
福島原発事故の真実と放射能健康被害
【2017最新版】福島県甲状腺がん地図の今→190人の子ども達が発病
http://www.sting-wl.com/fukushima-children13.html

【民の声新聞】
【県民健康調査】調査以外での発症例「把握しないと委員会の議論が空論になる」。診療情報開示へ
http://taminokoeshimbun.blog.fc2.com/?mode=m&no=168&cr=hbrie6ladaejt0d5guhfaahkc3