茨城被ばく:プルトニウム239、再度検出されず

不検出と言っても、鼻孔から、プルトニウムが検出されているので、肺に入った可能性は、ゼロではないだろう。
体表面に、2.2万ベクレル〜数千ベクレルのプルトニウムが付着したまま、移送され、肺モニタを受けたことになり、それはそれで原研機構の再汚染や二次被曝に対する注意が欠如していることになるのではないか?
毎日新聞
茨城被ばく:プルトニウム239、再度検出されず
2017年06月12日
放射線医学総合研究所が発表
 日本原子力研究開発機構の作業員5人が搬送された放射線医学総合研究所(放医研、千葉市)は12日、5人の肺を3〜4回測定し、いずれもプルトニウム239は検出されなかったと発表した。
 原子力機構は、50代の男性作業員の肺から2万2000ベクレルのプルトニウム239を検出したなどと発表したが、記者会見した放医研を統括する量子科学技術研究開発機構の明石真言(まこと)執行役は「体の表面に付着した放射性物質を測定器が拾ったため、こういう(高い)値が出た」と指摘。原子力機構の測定結果は過大評価との見解を示した。
 これについて、この日会見した原子力機構は「薬剤の投与などの措置を優先したため」と測定が甘くなった理由を釈明した。
 一方、原子力機構の測定で4人の肺から検出したアメリシウム241は、放医研の測定でも検出された。放医研は人数や数値を明らかにしていないが、測定するたびに減少する傾向にあるという。放医研は、全員に内部被ばくの可能性があるとみて、10日までプルトニウムを排出する薬剤を投与したが、今後継続するか検討する。
 放医研によると、搬送された時点で4人の体の表面に放射性物質による汚染があり、1人の下あごから最大140cpm(1分間当たりの放射線計測回数)を計測。これは肺のプルトニウムの測定に影響する量という。【酒造唯、鈴木理之】
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