「手のひらサポート」第2期 第3回めの給付をいたしました

【3・11甲状腺がん子ども基金
http://www.311kikin.org/2017/08/04/902
 3・11甲状腺がん子ども基金は「手のひらサポート」の2017年度第2期3回目として、7月28日に、新たに3人および特例1人に療養費を給付いたしました。
 内訳は、福島県2人、埼玉県1人。福島県内の2例は「福島県県民健康調査」外で発見されています。
 同様に「県民健康調査」外で発見されたケースはこれまでに5例の申請がありました。また、「県民健康調査」で発見されながら、公表数に含まれていなかった事故時4歳児の例が1件ありました。したがって、当基金への申請例で「県民健康調査」の公表数に含まれていないと思われるものは、今回の2例とあわせて8例となっています。なお、今回はアイソトープ治療適用患者はありませんでした。 
 また今回は1名の方に「特例」としての給付をいたしました。この方は事故当時福島県在住でしたが、自主避難され、現在は福島県外にお住まいです。稀な先天性の障害があるため、手術もその他の治療も困難であるという方で、原発事故後の状況も詳しく知らせていただき、ご本人のおかれている困難な状況を含め、総合的に判断し、給付を決定しました。(※公表については、ご本人の了承を得ています)
 第2期2回までの合計と合わせると給付人数は96人(特例2例をのぞく)になりました。
ご寄付をいただきました皆さまには御礼申しあげます。
 
「手のひらサポート」の給付対象については、給付金申請のページをご覧ください。 また、事故後に甲状腺がんを発症し、相当の事情のある方は、年齢に関係なく相談を受け付けています。
【前回までの集計】
福島県69人、(県健康調査以外で発見 5人)、岩手県 1人、宮城県 3人、神奈川県 4人、 埼玉県 3人、 長野県 2人、茨城県 2人、群馬県 1人、千葉県 2人、東京都 2人、新潟県 1人、秋田県 1人、山梨県 1人、静岡県 1人
アイソトープ治療を受けた人 7人
(特例1人住所不明)【合計】
【合計】
福島県72人、(県健康調査以外で発見 8人〈特例1〉)、岩手県 1人、宮城県 3人、神奈川県 4人、 埼玉県 4人、 長野県 2人、茨城県 2人、群馬県 1人、千葉県 2人、東京都 2人、新潟県 1人、秋田県 1人、山梨県 1人、静岡県 1人
アイソトープ治療を受けた人 7人
(特例1人住所不明)