大飯原発:福井県議会が再稼働同意 意見書を可決

実質的には、フリーパスじゃないか。自分たちだけは、大事故の責任を負いたくないと、人に注文をつけているが、科学的判断をすれば、再稼働は有り得ない。
毎日新聞
大飯原発福井県議会が再稼働同意 意見書を可決
2017年09月28日
 福井県議会は28日、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働を前提に、原発の安全確保を国に求める意見書を可決した。再稼働を容認する直接的な文言は盛り込まなかったが、事実上の同意と言える内容。おおい町長、町議会の同意は済んでおり、地元の同意手続きは西川一誠知事の判断を残すだけとなった。
 意見書は「再稼働に当たっては、国が一元的に責任を果たすことが必須」と指摘。原子力政策について国民の理解を得る活動を強化することや、広域避難計画の確定、原発立地地域の振興を求めた。
 県議会最大会派の自民が同日、意見書案を提出。本会議の採決で自民や民進、公明の32人が賛成し、共産、無所属の3人が反対した。閉会後、西川知事は「国の安全対策や(使用済み核燃料の)中間貯蔵の考え方を確認した上で最終判断をする」と述べたが、判断時期は示さなかった。【岸川弘明】
毎日新聞
福島第1原発:汚染水漏えいの恐れ 水位計に誤り
2017年09月28日
 東京電力は28日、福島第1原発1〜4号機周辺の地下水位を監視するために設置している水位計の設定に誤りがあり、原子炉建屋などにたまった汚染水が今年4月中旬から、外部に漏えいする恐れがある状況だったと明らかにした。東電は28日夕、井戸からの地下水くみ上げを停止した。
 東電は、汚染水が外部に漏えいしたかどうかは不明で「確認中」と説明した。
 第1原発では、建屋周辺の井戸の水位を建屋の汚染水よりも高く保つことで、汚染水が外部に漏れるのを防止する対策を取っている。しかし実際の水位が水位計の測定値よりも約70センチ低く、汚染水と水位が逆転する恐れがあったという。(共同)
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現在、発売中の「DAYS JAPAN」10月号、おしどりマコ ほんとはどうなの が、より詳しく伝えている。情けないくらいに、緩みきった東電の姿勢、視聴者の関心が薄れ、記者が集まらなくなった東電記者会見。むしろ危機は深まっているのに、フクシマを風化させている政府とマスコミ。それをいいことに、柏崎刈羽原発を再稼働させようとしている東電の姿勢が見える。