タンク新設、除染…汚染水との闘い 福島第一公開

毎日、海へ垂れ流されるトリチウム。健康影響は少ないとアナウンスされるが、間違いだ。
【哲野イサクの地方見聞録】
http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/genpatsu/tritium_1.html
<参考資料>トリチウム(2013.5.5)
カナダ・オンタリオ州飲料水諮問委員会 『トリチウムオンタリオ州飲料水質基準に関する報告と助言』
2009年5月21日

【独立系メディア E−wave】
毎日太平洋に垂れ流される
トリチウムの影響について青山貞一Teiichi Aoyama掲載月日:2013年9月6日
東京新聞
タンク新設、除染…汚染水との闘い 福島第一公開
2017年2月14日 朝刊
 東京電力は十三日、福島第一原発を公開した。同原発では、2号機の原子炉内で溶け落ちた核燃料(デブリ)のようなものが確認されるなど進展もあるが、高濃度汚染水との闘いは続く。多くの作業員が、耐久性に劣るボルト締め型タンクを壊し、溶接型タンクを新設する作業に追われていた。
 二〇一三年八月に高濃度の放射性ストロンチウム汚染水が漏れたタンク群の周りでは、タンク内部を水で洗ってから塗装し汚れを閉じ込め、解体する作業が続いていた。その傍らでは、別のグループが、かつて漏れた汚染水が染みこんだ土壌を掘り返し、大きな黒い袋に詰め、新しい土に入れ替えていた。
 バスの車内から見ただけだが、一つ間違えれば汚染の危険が高く、作業員たちの苦労がしのばれた。
 福島第一では、舗装が進み、放射性物質の取り込みを減らす防護服や全面マスクを着用しなければならない区域は大幅に減った。東電は「作業環境が改善された」というが、この区域はフル装備だった。事故発生から六年、汚染水漏れから三年以上がたっても、まだ過去との闘いが続く。
 リスクの高いボルト締め型タンクに依存せず、時間はかかっても溶接型を造っていれば、こんな作業は必要なかったのに、と思わずにいられなかった。
 今後、福島第一では、放射線量の高い建屋内部の作業が増える。作業員たちの安全を祈った。
【転載終了】

【全文書き起こしサイト】 
サイエンスZERO「シリーズ原発事故(16)最新報告 汚染水との戦い」 2017.02.12
http://kakiokoshi.hatenablog.com/entry/2017/02/13/010734