高浜原発4号機、きょう夕方再稼働 

規制委の新基準は、充分ではないと、良識ある裁判官に止められた原発。再稼働を認めたヒラメ裁判官。
中日新聞
2017年5月17日 11時38分高浜原発4号機、きょう夕方再稼働 
 関西電力は17日午前、高浜原発4号機(福井県高浜町)の核反応を抑える制御棒の駆動検査を始めた。原子力規制庁による確認を受け、同日午後5時ごろ原子炉を起動する。18日朝に臨界に達し、22日に発電を始める予定。稼働は1年3カ月ぶり。 4号機は、昨年2月の再稼働直後に電気系統のトラブルで緊急停止。翌3月に大津地裁から運転差し止めの仮処分を受け、停止したままだった。今年3月に大阪高裁が仮処分を取り消したため、法的に運転可能な状態になった。稼働中の原発九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)、四国電力伊方原発3号機(愛媛県)に続いて4基となる。 原子炉には、プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料4体を含む157体の核燃料が装填(そうてん)され、プルサーマル発電をする。関電は、3号機の原子炉への燃料装填も16日に終えており、6月上旬に再稼働させる予定。 福井県の西川一誠知事は一昨年12月に再稼働に同意しているため、今回は「運転再開」と位置付けて県議会や県独自の専門委員会に意見を聞くことなく稼働を了承した。しかし、原発の30キロ圏に入る滋賀県などは再稼働を容認しておらず、全国の自治体議員約260人が連名で、知事に了承を取り消すよう求めるなど反発も広がっている。
 今年1月には原発敷地内で大型クレーンが倒壊して建屋を直撃する事故が起き、暴風警報が出る中で強風対策を取らなかったことなどが批判を浴びた。(中日新聞

中日新聞
2017年5月17日 11時12分ウラン濃縮工場が審査合格 規制委、核燃料施設2例目 原子力規制委員会は17日、定例会合を開き、日本原燃のウラン濃縮工場(青森県六ケ所村)が新規制基準に適合すると認める「審査書」を正式決定した。新基準下での核燃料施設では、核燃料加工会社「グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン」(神奈川県)の工場に続き2例目となる。
 濃縮工場は、天然ウランにわずかしか含まれない核分裂しやすいウランの濃度を遠心分離機により核燃料に使える程度に高める国内唯一の施設で、1992年に操業開始。2013年12月に新基準が施行され、原燃が14年1月に審査を申請した。(共同)
【転載終了】
暴挙としか言えない。