【ふるさとを返せ 津島原発訴訟】「福島に帰れ」「あだ名に『税金泥

【民の声新聞】
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【ふるさとを返せ 津島原発訴訟】「福島に帰れ」「あだ名に『税金泥棒』」。群馬訴訟の丹治杉江さんが津島原告団総会で語った??自主避難者?≠フ現実。
2017/05/28 06:46

原発事故で帰還困難区域に指定された福島県浪江町津島地区の住民たちが国や東電に原状回復と完全賠償を求めて起こした「ふるさとを返せ 津島原発訴訟」の原告団総会が27日午後、福島県二本松市で開かれた。今野秀則さんが原告団長に再任されたほか、来春の現地検証を裁判所に求めるなどの弁護団方針が改めて説明された。3月17日に前橋地裁で判決が下された「群馬訴訟」原告の丹治杉江さん(福島県いわき市から避難)が講演。福島県から群馬県に??自主避難?≠オた人々の受けた差別や誤解、偏見、住宅無償提供打ち切りに伴う苦労などを語った。津島訴訟の次回口頭弁論期日は7月14日14時。
【住宅打ち切りで「もう帰れ」】
 避難指示区域の内と外。政府による一方的な線引きで立場は異なってしまったが、避難先での理不尽な扱い、裁判の原告としての苦労は同じだ。「前橋に避難して、たくさんの仲間が出来て本当に良かったと思う。でも一方で、本当に福島の皆さんに申し訳ない。後ろめたい気持ちでいっぱいです。??自主避難者?≠フ苦しみを今日は少しだけ、皆さんとは少し立場が違うけれども、同じ苦しみを持っているんだ、逃げた者もつらいんだということをお話しさせていただきたい」。丹治さんは津島訴訟の原告たちに語り始めた。
 裁判を通して、国や東電は一貫して低線量被曝のリスクを真っ向から否定した。「皆さんも御承知の通り放射線量の話になると、肥満や野菜不足の方がずっと身体に悪い、たばこを吸ってたらもっと悪い、低線量長期被曝なんかどうってことないですと堂々と言いますからね。本当に腹が立ちます」。
 群馬訴訟では、他の原発避難者集団訴訟と異なり原告団を結成する事が出来なかった。「差別、区別、いじめがあって自分が福島から逃げてきたという事をどうしても言えない。そういう原告ばっかりなんです」。メディアに登場するのは丹治さんばかり。顔や名前をさらせば叩かれる。
【転載続く】