茨城被ばく:過大評価か 肺測定でプルトニウム検出されず

測定ミスであれば、なによりだ。
毎日新聞
茨城被ばく:過大評価か 肺測定でプルトニウム検出されず
2017年06月09日
 日本原子力研究開発機構大洗研究開発センター(茨城県)の被ばく事故で、原子力機構は9日、放射線医学総合研究所(放医研、千葉市)で被ばくした作業員5人の肺の放射性物質を再測定した結果、プルトニウムが検出されなかったと発表した。体の表面に付着した放射性物質を誤検出し、内部被ばく量を大幅に過大評価していた可能性があるという。
 この事故では、原子力機構が事故直後、体から出てくる放射線を計測し、肺の内部の放射性物質の量を推計した結果、50代の男性作業員から2万2000ベクレルのプルトニウム239が、この男性を含む4人の作業員からは8・5〜220ベクレルのアメリシウム241が検出されたと発表した。
 しかし原子力機構によると、この測定は体の表面の除染が不十分なまま行われ、体に付着した放射性物質から出る放射線を検出していた可能性があるという。一方、放医研は入念に除染をした後に肺を測定している。
 5人のうち3人は鼻の穴から放射性物質が検出されており、内部被ばくの恐れは依然として残るが、同機構は9日の記者会見で「最初のような大きな値の内部被ばくはないのではないか」と話した。
 放医研は今後、肺の再測定や排せつ物に含まれる放射性物質の調査などを基に、被ばく量を精査する。
 原子力機構は同日、作業をしていた室内の床に多くの黒い粒子が飛び散っていることも明らかにした。黒い粒子は放射性物質である可能性が高いという。【酒造唯、鈴木理之】
【転載終了】


【ATOMICA】
肺に沈着したプルトニウムをどのように測るか (09-04-03-27)
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=09-04-03-27

プルトニウムアルファ崩壊した後の娘核種が、さらに崩壊する際にでる弱いX線を計測し、推定する。

プルトニウムの質量等について
【ずくなしの冷や水
アルファ線源の大量内部被爆 極めて重大な事故 日本原子力研究開発機構 1
http://inventsolitude.sblo.jp/pages/user/m/article?article_id=179971448&_=jeIA