森友学園:交渉記録などの文書開示・仮処分を却下

裁判所の存在意義が無くなるような判決。
国民に知る権利は無いそうです。
毎日新聞
森友学園:交渉記録などの文書開示・仮処分を却下
2017年10月02日
◇国有地売却問題 大阪地裁「開示や保全求める権利ない」
 学校法人「森友学園」(大阪市)に国有地が格安で売却された問題で、大阪地裁は2日、国と学園との面談・交渉記録について改ざんや廃棄の禁止を求めた上脇博之・神戸学院大教授の仮処分申請を却下した。山田明裁判長は記録の存否には触れず、「国が開示決定していないので、(上脇教授には)開示や保全を求める権利はない」と判断した。教授側は大阪高裁に即時抗告する方針。
 上脇教授は今年3月、財務省近畿財務局と学園側との国有地売買に関する文書開示を請求。財務局は5月、売買契約書などを開示したが、面談・交渉記録は開示しなかった。
 上脇教授は6月、国に記録開示を求める訴えを起こすと同時に、記録改ざんなどを禁じる仮処分を申請していた。
 一方、上脇教授は2日、学園が国有地で開校を目指した小学校の「設置趣意書」についても、国が小学校名などを黒塗りにして開示したのは不当だとして、非開示決定取り消しを求める訴えを大阪地裁に起こした。
 上脇教授は訴状で、「小学校名は安倍晋三記念小学校だったので黒塗りにしたのではないか」などと指摘している。【岡村崇、宮嶋梓帆】
【転載終了】

『「国が開示決定していないので、(上脇教授には)開示や保全を求める権利はない」と判断した。』

こんな判決を出すようなら、裁判所は、有って無いようなもの。
この山田明裁判長も、東京地裁・判事補として裁判官生活をスタートしたエリート。
『H.18. 4. 1 〜 H.21. 3.31 司法研修所教官(東京地裁判事・東京簡裁判事)』という経歴を持つ。
こんなとんでもない判決を出す裁判官が、司法修習生を教える立場にあったのだから、この国の司法が腐っていくのは、道理だ。