沖縄知事:IUCN会えず 面談を環境省が拒否

防衛局の環境アセスメントのデタラメぶりが、明らかになりつつある。
 さらに国際的な環境機関と、沖縄県の面談も環境省が妨害。環境省の存在理由は、どこにあるのか?
毎日新聞
沖縄知事:IUCN会えず 面談を環境省が拒否
2017年10月03日
 来年の世界自然遺産登録に関し、国際自然保護連合(IUCN)が今月中旬から沖縄本島北部などで行う現地調査の際、沖縄県翁長雄志(おなが・たけし)知事が米軍普天間飛行場宜野湾市)移設問題を議論するためにIUCN側との面談を環境省に要請し、同省が必要ないとして拒否していたことが3日、分かった。沖縄県環境省が明らかにした。
 IUCNは5月、移設に反対する翁長氏の訴えを受け、候補地に近い辺野古の問題を議論する必要があるとして、県に日本の関係機関と調整するように伝えていた。
 政府は「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」(鹿児島、沖縄)の世界遺産登録を推薦。IUCNは環境保全状況を現地調査するなどし、世界遺産登録の可否を国連教育科学文化機関(ユネスコ)に勧告する。
 県は環境省に9月中旬、現地調査するIUCNの専門家と翁長氏との面談を要請。同省は日程が厳しい上、技術的、科学的観点で行われる調査で「表敬やハイレベルの政策決定者との面会は必要ない」としてIUCNに伝えずに断った。
 IUCNの専門家2人は今月12日から鹿児島県・奄美大島と徳之島を、15日から沖縄本島北部などを調査する。(共同)

毎日新聞
小野寺防衛相:辺野古移設、工事継続を明言 沖縄県指導に
2017年10月03日
 小野寺五典防衛相は3日の記者会見で、米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設工事を一時停止するよう防衛省に求めた翁長雄志沖縄県知事の行政指導に対し、引き続き工事を進めると明言した。「関連法令に基づき、自然環境や住民の生活環境に最大限配慮して辺野古移設に向けた工事を進めていく」と強調した。(共同)
【転載終了】
はっきり言って環境省は、環境破壊、人間の健康や生活破壊に、御墨付きを与えるための役所になっている。